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- 相続税納付期限10ヶ月と株価暴落
2026/03/07
相続税納付期限10ヶ月と株価暴落
『売っておけば良かった』を繰り返さないために
こんにちは。出島不動産相続相談所です。
出島不動産相続相談所
今週、株式市場を襲った大暴落。
出島不動産相続相談所
画面に並ぶ真っ赤な数字を見て、背筋が凍る思いをされた方は少なくないはずです。
(中には『買い時だ!』と喜んだ方も一部おられるかもしれませんが・・・)
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特に、現在「相続手続きの最中」にある方々にとって、この数日の出来事は、単なる投資の失敗では済まされない、今後を左右する死活問題となっている方も。
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出島不動産相続相談所では、これまで何度も『特定銘柄への集中投資のリスク』や『東日本大震災時の東京電力株の悲劇』を例に、早めの納税資金確保を呼びかけてきました。
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しかし、残念ながら今回の暴落を受け、『あの時、売っておけば良かった……』と肩を落とす相続人の方々の声を、今また耳にすることとなってしまいました。
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なぜ、私たちは歴史から学べないのか。
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なぜ「10ヶ月」という期限はこれほどまでに残酷なのか。
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あらためて、実例と「相続の現場」で起きる真実を交えて警鐘を鳴らしたいと思います。
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1.相続税の「評価時点」という逃げられないルール
まず、大前提として知っておかなければならないのは、相続税の計算は『亡くなった日の時価』で固定されるという点です。
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例えば、株価が絶好調だった数ヶ月前に親御様が亡くなったとします。
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その日の日経平均が4万円を超えていれば、その高値であなたの相続税は決定します。
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その後に今回のような暴落が起き、株価が3万円を切ったとしても、国税局は「今の価値」での計算を許してはくれません。
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『持っている資産の価値が3割減ったのに、税金は3割増しの時の金額で払わなければならない』
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これが、暴落時に相続人が直面する最初の悲劇です。
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2.語り継ぐべき悲劇、東京電力株の崩壊
ここで、私たちが以前からお伝えしてきた『東日本大震災時の東京電力株』の事例を、当時の正確な税制(基礎控除:5,000万円+1,000万円×人数)に基づいて振り返ります。
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【ケーススタディ】
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相続開始: 2011年2月10日(震災の1ヶ月前)
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資産内容:
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自宅(土地・建物):5,000万円
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東京電力株:30,000株(当時の時価 2,100円 = 6,300万円)
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合計評価額: 1億1,300万円
相続人がお子様1人の場合、基礎控除は 6,000万円。
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課税対象は 5,300万円となり、相続税額は約810万円と算出されました。
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遺産1億1,300万円から支払える、と誰もが疑いませんでした。
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しかし 3月11日、すべてが変わりました。
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原発事故後の年末(納税期限)、株価は2,000円台から200円台まで叩き売られ、年間の下落率90%という悲惨な状況でした。
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当初の株評価: 6,300万円
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納付期限の株評価: 約550万円
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『550万円にまで価値が下がった株をすべて売却しても、国に納めなければならない 810万円の相続税額には全く届かない』
という泣くに泣けない状況になりました。
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3.『自宅は売れない』そして『相続人は揉める』
ここからが、当事務所がいつも唱えている「相続の本当の難しさ」です。
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本来、納税資金が足りなければ資産を売却するしかありません。
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しかし、現実はそう簡単ではありません。
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まず、『自宅は勿論売れません』。
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そこには家族の思い出があり、今まさに生活している家族がいる場合もあります。
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そして、相続人が複数人いる場合、事態はより深刻な『争族』へと発展します。
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兄:「税金を払うために、今すぐこの株を『売る』べきだ!」
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弟:「いや、今は暴落している。戻るまで『売らない』で待つべきだ!」
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このように、株を『売る』『売らない』で意見が真っ向から対立し、遺産分割協議がストップしてしまいます。
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揉めている間にも、納税期限である「10ヶ月」に向け時計は無情にも進み続けます。
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期限を過ぎれば、さらに「延滞税」という重いペナルティがのしかかるのです。
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今回の暴落でも、同じ光景が繰り返されています。
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『あの時、四十九日が過ぎたタイミングで売っておけば良かった』
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『出島さんのブログを読んでいたのに、兄弟で揉めている間にこんなことになってしまった』
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そのような言葉を聞くたびに、胸が締め付けられる思いがします。
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株価の暴落は予測できません。
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しかし、『相続税をいつ、何で払うか』という準備は、家族間の合意と決断でコントロールできた筈なのです。
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4.出島不動産相続相談所が提案する「鉄則」
今回の件を教訓に、これから相続に向き合う方、現在手続き中の方に、これだけは守っていただきたい鉄則をお伝えします。
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『納税資金分』は即座に確保する: 税金として支払うことが確定している分については、市場の動向に関わらず、速やかに売却して現金化を真剣に検討。
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『争いの種』を事前に摘む: 誰が何を相続し、誰が納税の責任を負うのか。暴落が起きる前に、あるいは起きた直後に、冷静な第三者を交えて合意形成を行うことが不可欠です。
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『不動産の流動性』を確認する: 株が紙屑同然になった時、最後に残るのは不動産です。しかし、不動産は現金化に時間がかかります。今の資産が『いくらで、いつ売れるのか』を把握しておくことは、暴落への最大の防波堤になります。
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最後に
『売っておけば良かった』という言葉を、出来れば聞きたくありません。
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少しでも不安を感じたその瞬間が、行動すべきタイミングです。
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数字のシミュレーションから、不動産を活用した納税資金の対策、そして家族間の調整まで。
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出島不動産相続相談所では、沢山の後悔や反省からの教訓を皆さまにお伝えできます。
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