- ブログ
- がん、10年生存率59.4%
2021/04/27
がん、10年生存率59.4%
国立がん研究センターは「がん」と診断された人の10年後の生存率が59.4%だったと発表しました。
国立がん研究センター
この調査は2008年にがんと診断された全国23万8千人の大規模なデータを使い、10年後の生存率を算出しました。
今まではデータ集計の病院数が約20でしたが、今回の調査では240の病院に増えています。
対象の患者さんの数も2倍以上に増加。
がん患者さんの実態に、より近い調査と結果となりました。
がんの種類別生存率が低かったのは膵臓がん(6.5%)、小細胞肺がん(9.1%)、肝内胆管がん(10.9%)でした。
一方、最も高かったのは前立腺がん(98.7%)、乳がん(87.5%)、子宮内膜がん(83.0%)でした。
がんの進行度別では、早期の「1期」に比べて他の部位に転移した「4期」の生存率が低く、早期に発見し、治療を始めるほど経過がよい傾向が見られました。