NEWS

ブログ

ご予約・ご質問・お問い合わせ

06-6940-1155

06-6940-1155

  1. ブログ
  2. ウイルス、がんの発症原因にも

2020/10/10

ウイルス、がんの発症原因にも

 

新型コロナウイルス感染症の猛威が国内外で続いています。

しかし、ウイルスは感染症だけではなく、がんの発症原因にもなります。

 

 

 

イラスト・中村久美

 

 

 

 

ウイルス感染が発がんをもたらす代表が肝臓がんで、このがんの原因の約 8割が「肝炎ウイルス」によるものです。

 

肝臓の炎症の原因となるウイルスにはいくつか種類がありますが、肝臓がんの原因となるのはB型、C型の肝炎ウイルスです。

 

日本におけるB型肝炎ウイルスの保有者(キャリア)は約 150万人といわれています。

そのうち10%程度が肝炎を発症し、さらに一部が、慢性肝炎から、肝硬変、肝細胞がんに進行します。

日本の肝臓がんの約15%はB型肝炎ウイルスが原因だとされます。

 

肝臓がんの原因の 65%程度を占めるのがC型肝炎ウイルスの感染です。

B型、C型肝炎ウイルスともに血液を介して感染しますが、C型はB型よりずっと感染力が弱く、大量の血液が体内に入る輸血や血液製剤の投与が主なルートです。

そして、輸血用血液などからのウイルスの除去が進んだ結果、新規の感染はめずらしくなり、C型肝炎による発がんは減少に転じています。

 

一方、B型肝炎ウイルスによる発がんは減少していません。B型肝炎ウイルスはC型より感染力がはるかに強いため、輸血の他、母親から胎児への「母子感染」や注射器の使い回し、入れ墨、性行為など、さまざまな感染ルートを持っています。

 

また、コロナウイルスと同様、感染経路が特定できないケースも少なくありません。

 

C型肝炎ウイルスにはワクチンがありませんが、B型肝炎ウイルスについては、ワクチンを子供の頃に接種しておけば、ほぼ100%抗体ができ、感染を予防できます。

多くの先進国ではワクチン接種が常識となっており、米国では接種していないと小学校への入学が認められません。

「ワクチン後進国」の日本でも 2016年 10月から、B型肝炎ワクチンの定期接種が始まりました。

 

肝炎ウイルスへの予防が進んだ結果、肝臓がんによる死亡率は 10年で半分近くに減っています。

しかし、ヒトパピローマウイルスの感染が発がん原因のほぼ 100%を占める子宮頸(けい)がんの死亡率が上昇しており、大きな問題です。

 

 

東京大学病院 准教授   中川 恵一

 

 

2020/09/30   日本経済新聞

 

 

 

 

 

楽天の がん新療法薬、承認

微小カプセルが「がん」を標的

がん、5年生存率64.1%に向上

 

 

 

ご質問・お問い合わせ・ご予約はこちら

   

まずはお気軽にご相談・ご質問・お問い合わせ下さい。
税金の申告・ご相談は資産税専門の弊社顧問税理士が
ご対応いたします。

Page Top

ご予約・ご質問・お問い合わせ

受付時間:9:00~18:00