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2020/09/14

「笑う門には福来たる」介護リスクで調査

 

「笑う門には福来たる」という言葉の通り、笑いが心身の健康に与える効果は、さまざまな角度から科学的に検証されてきました。

今回、名古屋大の研究チームが、「笑う人」と「笑わない人」の間で介護リスクがどれだけ変わるかを調べました。

約1万4000人を3年間にわたって調べる異例の大規模な研究。果たしてその結果は?

 

 

 

笑う回数と「要介護認定」や「死亡」の関係

 

 

笑いと介護リスクの関係を調査した、名古屋大大学院医学研究科の竹内研時准教授

名古屋大大学院医学研究科の竹内研時准教授

 

 

研究を行ったのは、名古屋大大学院医学系研究科の竹内研時准教授率いる研究チーム。

竹内准教授によると、医学の世界では笑いが健康に及ぼす効果が以前から注目されており、これまでに認知症や糖尿病、心疾患を減らす可能性が指摘されているといいます。

 

今回、名大のチームが調べたのは、笑う回数の多い、少ない、あるいはほとんど笑わない、ということが、「要介護認定」や「死亡」に影響を与えるのかどうかです。

 

調査は2013~16年に行い、その後のデータ分析や統計処理を経て、このほど結果をまとめました。

 

竹内准教授によると「笑いの頻度が「要介護」に関係あるかどうかを調べた研究は世界でも例がない。しかもこれまでの笑いに関する研究は小規模かつ短期間の効果をみたものがほとんどで、今回のように大規模かつ長期的に調べた研究は、世界でも珍しい。」ということです。

 

 

 

目立つ「笑わない」ことのリスク

まず笑う回数は、「ほぼ毎日」は 6,120人、「週に 1~5回程度」は 5,440人、「月に 1~3回程度」は 1,639人、「ほとんど笑わない」は 1,034人でした。

大半の人が頻度はともあれ、笑いのある生活を送っているようです。

 

では、気になる介護リスクとの関係はどうなのでしょう。

竹内准教授らは、「ほぼ毎日」笑う人たちが要介護認定を受けるリスクを 1として、それ以外のカテゴリーの人と比較しました。

すると、「週に 1~5回程度」の人が 1.04、「月に1~3回程度」の人は 0.97でした。

 

この数字の差をどう考えたらいいのか。竹内准教授に尋ねると「 0.3~ 0.4ポイントの差は、統計学的に意味のある差ではない」とのこと。

つまり、「ほぼ毎日」笑う人と、「週に 1~5回程度」や「月に 1~3回程度」笑う人との間には、明らかな差はないと考えていいということです。

 

問題は、最後の「ほとんど笑わない」人とのこと。

その数字は実に 1.42 にものぼりました。

つまり、「ほとんど笑わない」人は「ほぼ毎日」笑う人に比べて、介護が必要になるリスクが単純計算で 1.4倍も高くなる、というわけです。

 

今回の調査では、笑いと「死亡」との関連は確認できなかったということですが、要介護認定リスクが 1.4倍にもなると聞けばおだやかではありません。

 

なぜ、笑わないと介護リスクが高まるのでしょうか。

「明確には分かっていませんが、過去のさまざまな研究によると、笑うことで免疫機能が改善されたり、血液の循環が促進されたりするという報告はあります。笑うこと自体が、ストレスをゆるめる作用があるとも言われています。こうしたことが積み重なって、笑うことが介護予防になり、逆に笑わないとリスクが高まると推測されます」と竹内准教授は分析します。

 

 

 

まずは無理やり、笑ってみよう

そうとなれば、何としても日々の生活に笑いを取り入れたいところです。

とはいえ、新型コロナウイルスで外出もままならないこのごろ。

声を出して笑えるようなことは、なかなかありません。

 

「幸福論」で知られるフランスの哲学者、アランは「幸せだから笑うのではない、笑うから幸せなのだ」と言ったという。

ならば、無理やり笑う「ウソ笑い」でも効果はあるのだろうか。

 

竹内准教授は「無理やり笑ってみることも含め、どういう笑いがいいのかという『笑いの質』については、まだ詳しく分かっていません。今後の研究課題です」と語ります。

 

一方で、介護や医療などの現場では、「最初はウソ笑いでも、笑っているとだんだん本当に楽しくなってくる人は多い」と証言する人は多くいます。

高齢者向けのユニークな活動を展開する「ゆめ伴(とも)プロジェクトin門真実行委員会」の、角脇知佳・実行委員長(50)もその一人です。

同実行委は、認知症の人向けのマラソン大会や、認知症のお年寄りが接客を行う「認知症カフェ」などを開催し、2019年に厚生労働省の「健康寿命をのばそう!AWARD」最優秀賞も受賞しています。

角脇さん自身は大阪府門真市のデイサービス「りんく門真」の施設長で、笑うことと介護リスクに関係があるという研究結果について「現場での実感と一致します。笑うことは人を前向きにし、生きる意欲につながる気がします」と太鼓判を押します。

 

 

 

笑いヨガを実演する角脇知佳さん=大阪府門真市五月田町のデイサービスりんく門真

 

 

 

 

「思い出し笑い」のススメも

一方、体を動かすのはちょっと苦手という人に、竹内准教授がすすめるのは「思い出し笑い」です。

「笑えた場面を思い出し、それと似た状況の再現をこころがけてみるところから、笑いの習慣化を目指してみてはいかがでしょうか」

さらに「日々の生活の中で、笑った回数をチェックしてみることもおすすめです」とアドバイスします。

記者も「正」の字を書きながら笑いの回数をチェックしてみたら、くだらない会話や、ささいなことで、1日の中でけっこう笑っていることを振り返って実感できました。

 

竹内准教授は「身近に高齢者がいる方は、自然と笑いがこぼれるような環境作りを周りの方々と一緒に取り組んでもらいたい」とアドバイスしています。

 

 

2020/09/13   毎日新聞

 

 

 

 

 

 

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