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2020/08/09

相続を争族にしないための連絡

相続は争族(争続)と例えられるほど「争い」になり易いものです。

この争いは「遺産の分け方」をどうするかで起こることですが、「話し合いがまとまらない」という根本的な問題以外にも原因があるケースも多々あります。

 

 

 

価値観の相違や感情の問題

「話し合いがまとまらない」という根本的な問題は、相続人各自の事情や「感情問題」などが関係している大変難しい問題です。

この問題を表面化する場合と表面化させない場合があります。

表面化させない場合とは、心にわだかまりを持ちつつも理性で押さえ、個人的な欲も押さえ、なんとかまとまるように相続人各自が「心の努力」をしている状態で、粛々と手続きが進められていきます。

相続人の本心は分かりませんが、争いが起こる事もなく、無事に相続手続は終わります。

 

 

 

 

 

 

しかし、相続人が「心の努力」をしようとしているとき、あるいは、何の波風も立っていないときでも、ちょっとしたきっかけで相続人の感情に波風が立ってしまうことがあります。

こうなると押さえられていたものが表面化してしまうので、「争いの芽」が発生してしまいかねません。

 

 

 

 

先ず相続人の確定

相続発生後には様々な相続手続きがありますが、先ず行わなければならないのが「相続人の確定」です。

「相続人の確定」により、当該相続における相続人が判明致します。

 

しかし、兄弟姉妹ならまだしも、代襲相続人が混在したり、共同相続人全員が代襲相続人だったり、非嫡出子(認知済)が混在していたり、血縁関係のない方が混在しているケースもあり得ます。

共同相続人が確定した後は、中心となる者(大抵は一番の年長者、あるいは、一番快活な人)が話を進めていくことがよくあります。

 

問題はこのスタート地点です。

「争いの芽」を自ら発生させてしまうか否かの分かれ道になることがあります。

 

 

 

疑心暗鬼が感情論に発展

日常的に接点のある兄弟姉妹ならあまりないと思われることですが、兄弟姉妹でも間柄が遠い関係(何年も会っていない等)や、代襲相続人同士のように普段接点のない間柄の場合等には、どのように話を進めていっていいのか分からず、専門家を頼ることがよくあります。

このとき、選んだ専門家に「全てお任せ」の依頼をしてしまうと、その専門家のやり方にもよるので一概には言えませんが、「揉める」方向に進んでしまう可能性があります。

 

一般の方の多くは専門家と言っても見ず知らずの人からいきなり連絡が来たら身構えてしまい、「何で?」「 いきなり?」という「疑心暗鬼」の状態がスタートしてしまい、感情的になり波風が立ち始めてしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

先ずは相続人同士の連絡から

多くの場合、中心となる人からの説明がおざなりで、「いきなり専門家から連絡が来た!どうしよう。」というようなもので、このような場合いきなり専門家から連絡を受けた側は困惑したり、感情的になってしまう場合がよくあります。

必要なのは、専門家を交えることの承諾を得るため、相続手続きの中心となる人からの連絡です。

これを疎かにされていることが多く、結果として良からぬ方向に向かってしまいます。

 

普段交流のない人への連絡は難しいことかもしれませんが、専門家のアドバイスや支援を受けながらでも、最初に相続手続の中心となる人の名前でしっかりと連絡をしてから、専門家を交えた形での相続手続きに入る方がスムーズに進みます。

 

相続手続きを支援する専門家だから全てお任せ、というのではなく、可能な限り、当事者からの「最初の連絡」をしっかりと行うことが、相続を争族にしないための大変重要な第一歩です。

 

 

株式会社 出島不動産相続相談所

代表     出 島  克 則

 

 

 

 

 

 

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