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2020/08/07
加古川市が民間と見守りサービス
加古川市は⾼齢者の安全と、認知症を発症する前段階の「軽度認知障害(MCI)」の早期発⾒に向け、⺠ 間の事業者(ALSOK、NTT⻄⽇本、ジョージ・アンド・ショーン)と共同で、加古川市の⾼齢者を対象と した実証実験を始めています。
⾼齢者の認知症が原因による⾏⽅不明や事故を未然に防ぐなどのために、AI と ICT を活⽤した新しい⾒守りサービスを⽬指しています。
MCI(軽度認知障害)とは
正常に⽼化する課程で予想されるよりも認知機能が低下しているが、認知症とはいえない状態のこと。
認 知症の前段階にあたり、認知機能低下よりも記憶機能低下が主な兆候となります。
⼀般的な認知機能・⽇常⽣活能⼒は ほぼ保たれ、本⼈や家族は気付きにくいとされています。
「認知症」の診断ができる程度にまで進⾏するには、通常5〜10年、平均で6〜7年かかります。
Wikipedia 等参照
睡眠状況などを AI で分析
加古川市がこれまで進めてきた 「⼦供の位置情報が確認出来るサービス」 を活⽤し、加古川市内の⾼齢者200⼈を募り、認知機能が低下した⾼齢者の⾒守りと、 MCI かどうかの確認を随時テストなどで確認しながら、約1年をかけて実証実験を⾏っています。
1,475台の⾒守りカメラで安全安⼼なまちへ!
加古川市では既に、⼩学校の通学路や学校周辺を中⼼に【⾒守りカメラ】1475台を設置し、通学時や 外出時の⼦供の安全確保に取り組んでいます。
『市⺠の皆さんが安⼼して暮らせる街を⽬指しています。』
さらに、⾒守りカメラには 「ビーコンタグ検知器」 を内蔵することで、⼦供や認知症のため⾏⽅不明となるおそれのある⽅の位置情報履歴を保護者や家族にお知らせ「留守⾒守りサービス」の普及にも取り組んで います。
⾒守りサービス とは
近年、ICT(情報通信技術)を活⽤した⼦どもや⾼齢者の⾒守りサービスが全国各地で広がりを⾒せてい ます。
加古川市では、⼦どもや認知症のため⾏⽅不明となる恐れのある⾼齢者の⾒守りをサポートし、本⼈やご 家族の不安や労⼒を軽減できればと考え、ビーコンタグ(BLEタグ)を活⽤した⾒守りサービスの普及に 取り組んでいます。
⾒守りタグ(発信器)を持ったご家族が、⾒守りカメラ付近を通過すると、⾒守りカメラに内蔵された検 知器が⾒守りタグの信号を受信し、通過履歴をアプリまたはメールでお知らせするサービスです。
肖像権やプライバシーへの配慮から⽞関や窓、ベランダなどにはプライバシーマスクを適⽤し、⿊く塗り つぶし撮影していません。
市⺠アンケートで 98.6%が 「必要」
広報やホームページでアンケートを実施した結果、98.6%の⽅が 【⾒守りカメラ・⾒守りサービス】 は 「必要・どちらかと⾔えば必要」 と回答。
さらに、⾒守りカメラ設置事業についてオープンミーティングを開催、99.2%の⽅が 【⾒守りカメラ・⾒守りサービス】 は 「必要・どちらかと⾔えば必要」 と回答しました。
各地の⾏政が安全安⼼を競うことで、終の棲家選びに安心安全な街の選択肢が広がりそうです。