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2020/05/04

『人生会議』という言葉、覚えていますか?

 

11月 30日は何の日かご存じですか?

「いい看取り、いい看取られ」のゴロ合わせから「人生会議の日」となっているそうです。

この「人生会議」を周知しようと厚生労働省が昨年作成したポスターに批判が集まり、一日で公開を停止するという騒動に発展しました。

『まてまてまて俺の人生ここで終わり? 大事なこと何にも伝えてなかったわ ・・・

こうなる前に、みんな「人生会議」しとこ 』

 

 

 

 

 

 

一体何が起きたのでしょう。関係者はどう受け止めたのでしょうか。

そして、そうした混乱を経て、今、何が生まれているのでしょうか。

 

 

公表されている抗議文によると、

「これを目にする治療に苦慮する患者さんや残された時間がそう長くないと感じている患者さんの気持ちを考えましたか?  そしてもっと患者と話をすれば良かったと深い悲しみにあるご遺族のお気持ちを考えましたか?」

「医療の啓発をするのにその当事者や患者の心情を配慮しないなんてことがあってはならないと強い憤りを感じています」

といった批判に対し、厚生労働省が再考し、このポスターを使わないことに決めたということです。

 

当該ポスターが使用中止となり、違った意味で宣伝効果となり、「人生会議」という言葉が広まりました。

 

 

 

人生会議とは

「人生会議」とは、アドバンス・ケア・ プランニング(Advance Care Planning)の愛称です。

アドバンス・ケア・プランニングとは、あなたの大切にしていることや望み、どのような医療やケアを望んでいるかについて、自ら考え、また、あなたの信頼する人たちと話し合うことを言います。

 

人生の最終段階、終末期。みなさんはどう迎え、何を大切にしたいと思いますか。

そうしたことを日頃から身近な人と話し合ってもらおうと、「人生会議」という言葉が生まれました。

自分自身の希望や価値観は、自分自身の望む生活や医療・ケアを受けるためにとても重要な役割を果たします。

 

 

 

自分自身の希望や価値観を伝える

「人生会議」の内容としては、自分の考えが伝えられなくなったときに医療やケアについてどうするかなど、終末期における希望や考えを家族や医療関係者との話し合いを通じてまとめていくことがメインとなります。

終活の一環としてエンディングノートに終末期医療の意思表示として治療に関する希望や考えを書いたりしますが、これは医療に関する「事前指示書(AD:アドバンス・ディレクティブ)」であり、ある意味一方的な意思表示であるとも言えます。

 

本人が書き記し、家族がそれをみて本人の希望や考えを知る、あるいは、確認し実行するという形です。

なかには、書き記しながら家族と話すケースもあると思いますが、「事前指示書(AD:アドバンス・ディレクティブ)は、事前に希望や考えを書き記すこと(事前指示)であり、基本的には書く本人の単独行為となることが多いものです。

それに対して、「人生会議(ACP:アドバンス・ケア・プランニング)」は、自分の価値観や望む治療・ケアを家族や医療関係者と「繰り返し話して共有しておくこと」であり、本人・家族と医療関係者の共同行為となり、「話をする」ということが中心となります。

 

 

 

厚生労働省「人生会議」パンフレットより

 

 

 

両者の違いは、時系列でみた段階的な違いであるともいえます。

まだ元気なうちに「もしも」に備えて、「万が一自分がこういう状況になったら」の希望や考えを予め書き記しておく行為が「事前指示書(AD:アドバンス・ディレクティブ)」であり、具体的な疾病等により治療・ケアを受ける段階になって、症状や治療・ケア方針等を聞いた上で家族や医療関係者と話をしていくのが「人生会議(ACP:アドバンス・ケア・プランニング)」ではないでしょうか。

ですから、どちらかという選択ではなく、時期や段階によって両方を考えていかなければならないものだと思います。

具体的な疾病等による「人生会議」をする間も無く急に重篤な状態になってしまうということもあり得ますので、「人生会議」を前提として「事前指示書」を省略することは得策ではありません。

 

また、「事前指示書」を書き記していたとしても疾病等の種類や治療・ケアの方法等によって、考えや希望が変わるかもしれませんので「人生会議」も必要になってくるでしょう。

死を連想させるということで、なかなか受け入れづらいことでもありますが、本人や家族にとって大事なことでもありますから、その段階に至っていなくても、そのときに備えて家族で繰り返し話をしておきたいものです。

そのきっかけが「人生会議」というキーワードであれば、使用中止になったポスターも一定の役目を果たしたのかもしれません。

 

 

 

 

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