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2020/03/26

認知症予防ワクチン、動物実験で効果

京都大学などの研究チームは 25日、アルツハイマー病の原因とされる物質が脳内にたまるのを防ぐワクチンを開発したと発表しました。

認知症になる動物を使った実験で、脳の変化や行動の異常を抑えられた。将来、認知症の予防や治療の選択肢になる可能性があります。

認知症の中には、アルツハイマー病のように、脳内に「タウ」というたんぱく質の異常な蓄積がみられる種類があります。チームによると、国内に約 300万人の患者がいる。症状を改善する薬はあるが、根本的に治す方法はないのが現状です。

 

 

 

免疫の仕組みで認知症ワクチン

チームは免疫のしくみを使った認知症ワクチンを考案。無害なウイルスにタウを作らせる遺伝子を組み込んでワクチンを作り、認知症になるマウスに鼻から投与しました。

すると、タウに反応して除去する「抗体」が何もしない場合と比べ、2倍以上に増えました。免疫を活性化させたとみられるといいます。

 

 

 

 

 

 

ワクチンを投与したマウスでは、認知症で脳が萎縮する面積を、無投与のマウスと比べて 3分の 2程度に抑えることができ、健康なマウスに近い行動をとるようになりました。

マウスを飼育した8カ月間では、副作用は見られませんでした。

チームの井上治久・京大教授は「人に使うためにはまだ多くの研究が必要だが、認知症の治療法開発に役立つ成果だ」と話しています。

研究成果は25日、英専門誌「NPJ Vaccines」(https://doi.org/10.1038/s41541-020-0172-y別ウインドウで開きます)電子版に掲載されました。

 

 

 

2020/03/25  朝日新聞デジタル

 

 

 

免疫細胞の過剰活性化抑制で認知症に効果

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