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2019/12/23

治る認知症のために画像診断を

認知症のような症状を起こす病気はいくつもありますが、原因疾患が「慢性硬膜下血腫」あるいは「正常圧水頭症」の場合は、手術で症状が軽減する可能性があります。これらの「治る認知症」を見逃さないためには画像検査が肝要です。

今回は、認知症のような患者さんを診断する際の「画像検査の大切さ」についてお話しします。

 

 

2019/12/12   毎日新聞  医療プレミア

 

 

 

慢性硬膜下血腫

頭蓋骨(ずがいこつ)の内側で脳を包んで保護している硬い膜(硬膜)と、脳の表面との間に、血の塊(血腫)ができることがあります。この血腫がゆっくりと大きくなり、脳を圧迫するのが、慢性硬膜下血腫という病気です。認知機能障害や歩行障害などさまざまな症状が表れます。

軽い頭部への打撲などが引き金になって血腫ができるのですが、特に打撲した覚えがないのにこの病気になることもあります。

 

*いつのまにか始まった頭痛

*少しぼーっとする

*物忘れをする

*意欲が出ない

*眠い

などが典型的な訴えです。

 

これらの症状はアルツハイマー型認知症などの認知症疾患でよくみられるので、問診だけで慢性硬膜下血腫と認知症を見分けるのはかなり難しいのです。

慢性硬膜下血腫は、脳が萎縮していると起こりやすい病気です。つまり、高齢者に起こりやすいということになります。

 

毎日飲酒している人の脳は萎縮しがちなので、アルコールは、かかりやすくなる要因です。酔っ払うと千鳥足になって、頭をぶつけたり、転んだりしやすくなりますので、さらに危険になります。女性よりも男性の方が一般的に飲酒しがちであることから、慢性硬膜下血腫を患う人は高齢男性が多いということになります。この病気が気になる人はお酒を控えめにしましょう。

 

 

 

抗血栓薬は急性硬膜下血腫になりやすい

それ以外の危険因子は、血液をさらさらにする薬(抗血栓薬)です。デンマークの研究では、「アスピリン」「クリピドグレル」「ワルファリン」「ダビガトラン」「リバーロキサバン」「アピキサバン」などの抗血栓薬を飲んでいる人は、慢性硬膜下血腫や、慢性に比べて短時間で血腫ができる「急性硬膜下血腫」になりやすいことが明らかになっています(抗血栓薬の名前はいずれも一般名=成分の名前=で書いてあります。薬の商品名はまた別にあります)。

ただ、抗血栓薬は「心筋梗塞(こうそく)」「脳梗塞」「深部静脈血栓症」「肺塞栓(そくせん)症」といった重大な病気を予防するのに重要なので、自己判断で控えめにするわけにはいきません。

この病気が気になる人は、なるべく頭をぶつけないような生活を心がけましょう。強く頭を打った直後に病院に行って頭の画像検査を受けて異常がなかったとしても、数週間後に慢性硬膜下血腫が表れることがあります。

CT(コンピューター断層撮影)やMRI(磁気共鳴画像化装置)で頭を検査すれば、この病気は診断できます。血腫の大きさが小さく、症状も目立たない場合は、血腫が自然に消える可能性もあるので手術せずに経過観察をします。血腫が大きいか症状が目立つ場合は、血腫を取り除く手術をします。たいてい局所麻酔です。

 

 

MRIの検査装置

 

 

 

 

薬では治らない認知症 手術なら可能性あり

今回挙げた慢性硬膜下血腫と正常圧水頭症は、認知機能障害を起こす病気の中では比較的数が少ない方です。しかし、いずれも手術による治療可能性がある一方、認知症治療薬では絶対に治りません。そして診断には画像検査が欠かせないのです。

ゆえに、ご自分やご家族に抗認知症薬が処方されている場合は、処方される前に「治る認知症」を見つけるための画像検査を受けたかどうかよくご確認ください。認知症診療指針では認知症診断の際に必ず一度は頭部画像検査をするよう推奨されています。

 

 

知ってほしい「認知症の大事な話」
認知症の薬を使う前に「ぜひ画像検査を」
小田陽彦・ひょうごこころの医療センター認知症疾患医療センター長

 

 

 

 

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