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2019/10/14

健康寿命延伸は お口から

健康寿命延伸への行政の取り組みは、これからの高齢化する日本において、終の棲家選びに重要な要素の一つになりそうです。

今まで何度も取り上げてきました「フレイル対策」について、今回はお口について、沖縄タイムスの記事をお伝えいたします。

以前にも、「歯と歯ぐきとの間に細菌がたまり炎症を起こす歯周病は、歯が失われるだけでなく、最近では心筋梗塞(こうそく)や脳卒中などの動脈硬化性疾患の原因になる。」といった話題もお伝えしていますが、口内健康がいかに大事かを改めて学びましょう。

 

 

人生100年時代、健康寿命が重要

私たちはどんどん長寿になっていき、人生も100年時代に入ってきました。人間の一生の時間(平均寿命)をみてみると、自分の事は自分でできる時間(健康寿命)に自分の事は自分でできない時間(要介護状態)を足したものであることがわかります。現在、日本人の平均寿命は男性で約81歳、女性で約87歳です。そして要介護状態の時間は男性で約9年、女性で約12年もあるのです。

さて、フレイルという言葉を聞いた事がありますか? フレイルとは高齢者の筋力や活動が低下している状態、つまり健康障害を起こしやすくなった状態のことです。ほとんどの方が健康な状態からいきなり要介護状態になるのではなく、フレイルという過程を経て要介護状態になります。

 

 

 

 

 

フレイル予防には口腔機能の維持を

2014年の国立長寿医療研究センターの研究班により「フレイルの予防には口腔(こうくう)機能の維持が重要である」と発表されました。口腔機能の維持とは要するに「食べられる口を維持する」という事です。

このためにはまず健康な歯と歯茎を保つ事が重要です。これは形態的なお口の機能です。その上で、噛(か)んだり、飲み込んだりするための筋肉や舌の力などの機能的なお口の働きも衰えさせない事がとても大切なのです。つまり形態的な口腔機能と機能的な口腔機能がそろった上で「食べられる口」が維持できるのです。

年齢を重ねるごとに口腔機能も衰えてきますが、予防することは可能です。形態的な口腔機能はかかりつけの歯科医院で定期的にしっかり診てもらって維持して下さい。そうして入れ歯も含め「使える歯」があることで、機能的な衰えのスピードもゆっくりにすることができるのです。

このようにして、一生自分のお口で食べられるようにする事が人生100年時代を楽しく過ごすための秘訣なのです。

 

沖縄県歯科医師会コラム「歯の長寿学」より

 

 

 

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