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2019/09/05

健康寿命は住む場所で決まる?

最近、多くの自治体が 【健康寿命延伸の取り組み】 を実施しております。終の棲家選びの重要な項目の一つになっていくのかもしれません。

ところが、本日見つけた記事には住む場所によって健康寿命は左右される、というのです。中身をみてみましょう!

 

 

約20万人の高齢者を調査

「健康上の問題で、日常生活を制限されることなく過ごせる期間」と定義されているのが 【健康寿命】 で、男性が約72歳、女性は約75歳(2016年調査)となっています。平均寿命との差は男性が約9年、女性で約12年あり、この期間を短くすることは、個人にとっては高齢期の充実につながりますし、国や地方にとっては社会保障費の圧縮につながるから非常に重要な課題です。

 

 

 

 

精神的にも安心して過ごせる期間

そもそも、健康寿命の「健康上の問題で、日常生活を制限されることなく過ごせる期間」という定義には、やや問題があります。よく知られるように、健康とは「身体的・精神的・社会的に満たされた状態」であることを指します。ですから、健康寿命も 「身体的な面だけではなく、精神的な面(安心感、活力、喜び、楽しみ、知的欲求など)、社会的な面(役割、居場所、関わり、つながりなど)においても十分な状態である期間」 と定義するほうが自然です。健康長寿の難易度が上がってしまうように見えるが、私はむしろ、そうすることで、健康長寿につながるのではないかと考えています。身体的・精神的・社会的側面は互いに大いに関係しあっており、相乗的に高齢期の健康に効果をもたらすからです。

これを分かりやすく証明しているのが、一般社団法人・日本老年学的評価研究機構が約20万人の高齢者を調査してきた結果です。

例えば、『「運動する」だけでなく、「誰かといっしょに運動する」 と抑うつ状態になる人の割合が下がる』(東京医科大学・公衆衛生学分野 金森悟氏)という調査結果からは、運動という身体に良い行動に、「誰かと」 という社会的側面をプラスすると、より効果的になるということが解ります。『友人が多い高齢者は、歯が多い』(東北大学大学院・歯学研究科 相田潤氏)という結果も、人と交流する機会が、歯の健康を維持する動機となっていることを示唆している。『サポートを受けられる高齢者は、「10年後の要介護リスク」 が10%以上減少する』(国立長寿医療研究センター・社会支援研究室室長 村田千代栄氏)、『交流の場に参加していると、要介護になる割合が半減する』(日本老年学的評価研究機構)といったものも、精神的側面・社会的側面が身体的状況に好影響を与えています(好循環を生んでいる)ことを示すものです。そしてこれらの調査を総括し、日本老年学的評価研究機構・代表の近藤克則・千葉大学予防医学センター教授は、『「どこに住んでいるか」 によって、健康寿命の平均値が大きく異なることがわかっている。』 と言っておられます。

 

 

健康習慣+他者の存在(住む場所)

まず一つ目は、「家」 や 「住んでいる環境」 そのものが、高齢期の身体的リスクになるからでです。平成29年の高齢社会白書によれば、高齢者の事故のうち77%が家の中で起こっています。段差や階段につまづいて骨折し、入院して一気に衰えが進んでしまうケースや、暖かい居間から寒い風呂場へ移動する際など、家の中の寒暖差によって失神・心筋梗塞・脳梗塞などを引き起こすケース(ヒートショック)、そのような緊急時に誰にも気づかれず、放置され、手遅れになってしまうケースなどが代表的なものです。家が(高齢者にとって)危険で不慮の事故が起こってしまえば、せっかくの健康的な生活習慣も水の泡になってしまいます。そう考えれば、①転倒リスク(段差・階段がある)、②温度差(ヒートショック)のリスク(家の中の寒暖差がある)、③放置(孤独)のリスク(誰も近くにいない)が排除された家に住むのは、健康長寿にとって極めて重要と言えるでしょう。

二つ目は、住んでいる環境が、健康習慣を実践する動機を大きく左右するからです。日本老年学的評価研究機構の調査の中に、『「運動する」 だけでなく、「誰かといっしょに運動する」 と抑うつ状態になる人の割合が下がる』 『友人が多い高齢者は、歯が多い』 などとありますように、他者の存在が健康習慣をより効果的にしますし、健康維持を心がける気持ちを強くします。

食事だって、自分ひとりのために一生懸命に食事を作る人はすくないかもしれません。誰かと一緒に食べるのだと作る気合も違うし、食欲だって変わってくるかもしれません。

健康長寿には確かに健康習慣が重要ですが、その健康習慣を継続し、効果的なものにするには、他者の存在が常に感じられる場所に住むことが欠かせないのです。

健康習慣は、この二つを満たした場所に住むことで初めて有効になります。せっかくの健康習慣も、どこに住むかによって効果は大きく変わりますし、場合によっては、健康習慣の意味がなくなってしまうケースも考えられるのです。

 

以下がそれを簡単に表した、健康寿命の方程式です。

 

 

大事なのは、掛け算であること。

健康習慣を実践しても、物理的リスクの排除や精神的・社会的リスクの排除ができなければ、健康長寿の実現可能性はゼロかもしれないということです。健康習慣の実践は、これらリスクが排除された家に住むことを前提としなければ意味がないかもしれないと考えてもいいほどです。

実際、日本は欧米に比べて、高齢者自身も高齢の親を持つ子供らも、「どこに住むか」を軽視しすぎている。「どこに住むか」×「健康習慣」が健康寿命を左右する。健康長寿は、健康習慣だけでは実現しないと心得なければいけません。

 

NPO法人・老いの工学研究所 理事長 /一般社団法人「人と組織の活性化研究会」理事   川口 雅裕

2019/9/2  INSIGHT NOW

 

 

健康習慣+住む場所、なるほど、という内容です。

この公式に当てはめようとすると、今までお伝えしてきました 『高齢者の安全対策』 や 『見守りサービス』 『高齢者を保険で万が一に備る』 といった行政サービスも 【終の棲家】 選びの重要なポイントになりそうです。

住民(人口)が増えてこそ、充実した高齢者向け行政サービスも提供出来ます。そして、人口が増える場所は不動産価格も値下がりしにくい、と言えます。その逆もしかりです。

長生きがリスク、と言われる現代、人生100年を念頭に、安心出来る場所で【終の棲家】を確保しましょう。

 

 

 

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