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2019/06/16

空き家を住民交流の場に(川崎市)

川崎市は、増え続ける空き家を地域住民の交流の場として活用する取り組みを進めており、第一号の「みどり町会サロン」(町内会館)が麻生区にオープンしました。近隣の王禅寺みどり町会(約四百世帯)の中川嘉憲会長(83)は「会合や庭を利用したレクリエーションなどで住民のつながりを深めたい」と話しています。

 

 

みどり町会サロンの運営に携わる中川会長(左から2人目)ら王禅寺みどり町会の運営委員=麻生区王禅寺西で

 

 

空き家所有者と覚書締結

 市は、みどり町会サロンの開設にあたり、昨年七月、空き家所有者に地域活動の場として提供する意向を確認。所有者と町会は同十二月までに、賃料や光熱費など、活用に際しての約束事や管理方法の覚書を締結しました。

 みどり町会サロンは、王禅寺西にあり、木造二階建て延べ七十二平方メートル。町会が清掃などをして四月から利用が始まりました。中川会長は「今まで町内会館がなく、隣の自治会の会館を借りていた。空き家が一つでもなくなれば地域の安全性も高まる」と語ります。

 

 

空き家の約半数が長期不在

 市によると、二〇一三年の住宅・土地統計調査で、市内の一戸建ての空き家は六千五百十戸。このうち長期にわたって居住世帯が不在の状態や、建て替えなどのため取り壊すことになっている住宅が三千五百九十戸と半数以上を占める。少子高齢化などから、空き家は今後さらに増えると見ています。

 市の担当者は「みどり町会サロンは、空き家活用事業の一環として進められた最初のケース。この成果は今後、市全体の空き家活用につながっていくと思う」と話しています。

 

2019/6/14  東京新聞

 

 

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