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2019/06/15

若返り!マウスで成功!!

若いマウスの血液に含まれる特定の酵素を老いたマウスに注射すると、身体機能の低下が抑えられ、寿命が延びるなどの効果が確認できたと、米ワシントン大の今井眞一郎教授(老化学)らのチームが発表しました。

新たなアンチエイジング法の開発につながる可能性があるという。論文が14日、米科学誌セル・メタボリズムに掲載されました。

 

 

 

 

寿命が最大で約16%延びた

 この魔法のような酵素(タンパク質の一種)は「イーNAMナムPTピーティー」と呼ばれ、体内の脂肪組織で作られ、血中を巡っています。

 チームは比較的高齢のマウス(人間で50~60歳代)と若いマウス(同20~30歳代)で、血中の酵素の量を比較。高齢マウスではオスで3割、メスで7割減少し、血中量が少ないほど余命が短い傾向があった。人間の男性13人(30~80歳代)で調べたところ、この酵素が加齢とともに減少していました。

 さらに、若いマウスから取り出した酵素を高齢マウス12匹(人間で70~80歳代)に3か月投与すると、投与しないマウスより毛づやが良くなり、動きも活発になりました。寿命は最大で約16%延びたという。今井教授は「eNAMPTの投与で健康寿命を延ばせる可能性がある。人工合成の技術を確立したい」と話します。

 片桐秀樹・東北大教授(代謝学)の話「高齢マウスの寿命が著しく延びたのは類を見ない驚きで、寿命や老化を決めるメカニズムの解明につながる画期的な成果だ」

 

 

 

 

ワシントン大学医学部・今井眞一郎教授:
eNAMPTと呼ばれる酵素(タンパク質の一種)が巡っているんですが、高齢マウスに3ヵ月与え続けた。(eNAMPTを与えたマウスは)毛並みもつやつやして、非常に活発に活動するようになると…そして寿命も延びるという現象が認められたわけです。

研究チームの一員である今井教授によると、eNAMPTの量を保つと、体の活動レベルが人間で例えると50代から20代に若返るような作用が認められたという。

 

 

 

 

さらに、eNAMPTはヒトの体内でも作られており、マウスに認められた“若返り”効果は人間にも応用できる可能性が高いと考えられるというのです。

 

ワシントン大学医学部・今井眞一郎教授:
寝たきりにならない、病気にならない、健康で頭もはっきりとしている。(そういう効果の)応用の可能性が非常に高いと考えています。

 

 

人生100年時代が叫ばれる中、まさに魔法のようなこの発見。
今井教授によると、今後の課題はeNAMPTを人工的に作り、ヒトに応用することだという。

 

 

 

 

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