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2019/05/09

医療者と患者の共通語、ガイドライン

本日は、精神科医療での経験を経て、約16年前から国立がん研究センター東病院の「サポーティブケアセンター/がん相談支援センター」でがん相談統括専門職を務める 坂本はと恵さん(認定医療社会福祉士)のお話し、『医療者と患者の共通語、ガイドライン』です。

 

 

坂本はと恵さん

 

 

「先日、膵(すい)がんの手術を受けたのですが、今度は抗がん剤治療をしましょうと言われました。どういうことなんでしょうか。診察室でいろいろ質問をしたら、『患者さん自身でも少し勉強してきてくださいね』と言われてしまって、戸惑っています」

がん相談支援センターで仕事をしていると、時折こういった相談を受けることがあります。

がん治療を開始するにあたり、これから受ける治療はどのようなものなのか、さらに予定している治療はどのような副作用が出る可能性があり、それが仕事や生活に与える影響はどのようなものがあるのか、など皆さんに知っていただきたい事は多岐にわたります。ただ、診察の場で医療用語の解説から始めると、こういった具体的な話を十分にする時間が限られてしまうのも事実です。

 

 

ガイドラインの活用

医療者とよりよいコミュニケーションを実現するため、患者さん自身にもできることとは何でしょうか。

一つの方法として、ガイドラインの活用があります。ガイドラインは、科学的な根拠に基づいて、臓器別や症状別に推奨される治療方法について掲載されたものです。もともとは医療者向けのものでしたが、現在では医療者版を平易な言葉に置き換えて解説した、患者向けのものも発刊され始めています。

 

 

 

シリーズ患者さんとご家族のための本

がん情報サービスレファレンスリスト

 

例えば、患者さんのための膵がん診療ガイドラインには、「膵がんの診断や検査方法」「手術例数の多い病院で治療を受けるべきか」「化学療法の投与期間」など、診断から治療、治療に関連して生じる副作用などについて推奨される検査や治療内容などが解説されています。

実は私自身、数年前から膵がんのガイドライン策定に携わっていますが、外科や内科の医師をはじめ、栄養士や理学療法士、患者代表など30人を超える専門家の関係者が多くの資料を読み込み、時に深夜に及ぶまで白熱した議論を重ねて作成されていることを参加して初めて知り、驚いた経緯があります。

このように皆が一丸となって頑張る根底には、医療者自身が、がんは医療者だけの一方的な頑張りだけで打ち勝つことが難しいことを日々実感していて、だからこそ、より良い医療や情報が患者に届くことを願って熱心に討議するのだと感じさせられています。

共通言語を持ち、主治医らとタッグを組んでがんと向き合っていく。その一助として、ぜひガイドラインを活用してください。

 

毎日新聞  ガイドラインで共通語を
国立がん研究センター東病院 がん相談統括専門職 坂本はと恵

 

 

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