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2019/04/09

贈与か、贈与したつもりか?

『贈与したつもり』 が贈与でなかったら・・・

小学生の子どもが3人。父はそれぞれの名義の預金口座開設。子が成人した頃から子ども1人に付き毎月3万円を積み立て預金にします。一年で36万円。娘が嫁いでも、父は積み立てを続けました。

口座開設から20年、父が亡くなり、子ども3人に各々数百万円の通帳が残されました。【贈与】して積み立て続けた子ども名義の預金です。

贈与してくれていることを薄々気付いていても、亡くなるまで感謝を伝えられません。伝えられるのは通帳を手に仏壇に向かって『ありがとう』と一言でしょうか。

父は自分の給与受け取り口座から3万円ずつ、3人の子どもに自動振替していました。印鑑は家族共通の印鑑を使い回し、娘の結婚や転居を銀行に届け出ず、通帳は子どもではなく親が管理していました。

 

 

 

美談に水を差す税務署

『贈与は当事者の一方が自己の財産を無償で相手方に与える意思を表示し、相手方が受託することによって、その効力を生ずる』(民法第549条)と謳われています。

『あげる』という意思表示と  『ありがとう』という感謝の気持ちで受託して贈与成立。

しかし、税務署はそこを問い質します。

親は「あげる」と言い、本当に「あげた」のか。子どもは「ありがとう」と言って本当に「もらった」のか。その通りなら贈与ですが・・・。

税務署が 『贈与ではない。』 として、預金に相続税を課税します。

子ども達は、「もらった。そして管理は母にしもらっていた。」 のだから贈与だ、と。

国税不服審判所の認定は、『父(母)が子供らの名義を用い毎月積み立てられ形成された・・・、預金は子供らの大学入学や結婚に際しその資金に充てるために父(母)が作成した。』

父は子どもの名義を借用しただけ。つまり、名義は子どもだけれども、実質は父の預金。自分の預金から自分の預金に移しただけ。結局、父の預金であり相続税課税対象ということです。

子どもの管理下の通帳に入金し、子どもが自由に使えるなら贈与です。親の管理下の預金通帳に移すだけなら、贈与ではありません。

子どもが自由に使える預金口座に振り込めば黙示の『あげる』、使えば黙示の『ありがとう』ということでしょう。

 

 

平成18年採決では・・・

子ども名義の預金通帳を介在させた父の自作自演に過ぎず、子どもの名義でも父の相続財産として相続税課税となる。(国税不服審判所  平成18年4月採決)

 

素人判断での贈与(相続税対策)は、否認されるリスクが伴います。

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