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2019/03/22
自宅を担保に老後資金「リバースモーゲージ」
⼈⽣100年時代、豊かな⽼後⽣活を送るためにはおカネが必要です。
⽣活費のみならず、医療費や介護費⽤も備えるとなると⼿持ち資⾦は充分確保したいものです。
⻑⽣きがリスクになる、そんな時代になってきました。
⾃宅担保に⽼後資⾦
⾃宅を確保しつつ、⽣活費としてお⾦を借り⼊れ出来たら・・・。
そんな願いを実現するのが【リバースモーゲージ】
持ち家を担保として⽼後資⾦を借り⼊れ、⾦利も元⾦も⼀切返済不要です。
⾃分が死んだ後に担保としていた持ち家を売って返済します。
借りたお⾦の使途は⾃由です。
リスクとして、持ち家の値下がりにより担保割れや、⾦利上昇による利息の増加、相続⼈が認知症になっていたら・・・。
トラブルを避けたい銀⾏が積極的になれないのも理解出来ます。
リバースモーゲージ型 住宅ローン
⾃宅を担保に使途が⾃由なローンは使える⾦融機関が限られたり、利⽤出来る地域が限られていたり、推定相続⼈全員の同意が必要であったり、使い勝⼿が悪く、なかなか普及しませんでした。
『⼀⼾建ては庭の管理が もう無理、2階も使わない・・・』 よくある ご相談です。
終の棲家として、便利な駅前分譲マンション ( 4,000万と仮定) への住み替えを検討しますが、定年退職後に住宅ローンは組めません。
⾃宅を売って 2,000万なら、お⾦を⾜さないと希望する駅前のマンションは⼿に⼊りません。
そこで登場したのが 【リバースモーゲージ型住宅ローン】です。
⾃宅売却代⾦にプラスして2,000万円の住宅ローンを新たに組みます。
⾦利 1%でも10年返済なら⽉々18万円の⽀払い。
これでは⽣活が成り⽴ちません。
しかし、リバースモーゲージ型住宅ローンなら⾦利3%の元⾦据え置き、利息のみ⽀払いで⽉々5万円のみです。
うれしいことに融資期間は終⾝(死ぬまで)なのです。
持ち家の売却代⾦とリバースモーゲージ型住宅ローンで新居を購⼊、⼿持ち資⾦はそのまま、⻑⽣きリスクに備えられます。
リバースモーゲージ型 住宅ローンは住み替えだけではなく、⾃宅のリフォームにも利⽤出来ます。
住み慣れた⾃宅をローンでリフォームし、気⼼の知れたご近所さんとのお付き合いを継続しながらの⽣活も実現します。
リバースモーゲージ型住宅ローンは借り換えにも使えます。
借り換えた後は元⾦返済が無くなり⾦利のみの⽀払いになり、返済額は激減します。そして、⾃分が亡くなったら⾃宅の売却で返済します。
対象は60歳以上、融資の上限は担保評価の50%か60%、かつ 5,000万円以下。
返済額は年⾦等年収の30%か35%まで。保険料はローン⾦利に上乗せされます。
ノンリコース型の登場で利⽤者急増
住宅⾦融⽀援機構はリバースモーゲージ型住宅ローン向けの保険を作りました。
契約者が亡くなり、相続⼈から⼀括返済が⾒込めない場合(⾃宅売却となる場合)や相続⼈と連絡が取れない場合など、住宅⾦融⽀援機構が⼀括返済(保険⾦の⽀払い)してくれます。
これで銀⾏は安⼼して融資出来るようになりました。
そして、なんと【ノンリコース型】のプランまで⽤意したのです。
(保険料は割⾼になりますが)
すると、2017年度の申請件数は前年度⽐で約4.5倍に急増です。
リバースモーゲージ型住宅ローンは、「⾃宅を担保に 将来の⾃宅売却代⾦からローンの残債を返済をする」というものです。
所有者不明の⼟地が九州本⼟の⾯積を上回る時代、不動産が負動産になり、担保割れすることも考えなければなりません。
ご夫婦が⻑⽣きした後にお亡くなりになり、、契約通り⾃宅を売ると 価格は1,000万円、しかし残債務が 1,500万円あると、債権者は回収出来ない 500万円を相続⼈に請求する事になります。
しかし、この【ノンリコース型リバースモーゲージ型住宅ローン】なら、売却時に回収出来ない債務 5 00万円を住宅⾦融⽀援機構が負担してくれるのです。
これなら相続⼈である⼦どもも、不安無く住宅ローン借り⼊れによる⽼後の⽣活設計を応援することができます。
⼈⽣100年時代、住まい⽅の選択肢のひとつとして、お考え下さい。